名車再生!クラシックカーディーラーズ
「トライアンフ・スタッグ」BS11 3/23放送
感想
未だにロッカーカバーガスケットがコルク製とは、さすが「伝統」のイギリス車!(これ、褒めてない・・・)
'70年代のクルマだからしゃーないか。
しかしガスケットの見直しとクローム関係パーツの磨き程度で済んだなんて、かなり程度が良かった。
もう少し手こずってくれた方が楽しいが(笑)
内容 (Season7)
多くの人に好まれるイギリス車。3ℓ、V8エンジン。走る喜び。
この車はオーバーヒートし易くエンジン載せ替えのケースが多いため、オリジナルを探す。
①件目:'77年製、赤、希望4500ポンド。
②件目:'72年製、白、オークションサイトで現在2300ポンド。
出掛けるマイク。①は下面のサビがひどく断念。
②の持ち主アンドリューさん。この3年動かしていないという。
エンジンはオリジナル。少しオイル漏れあり。
ホイールアーチは腐食していない(ここがダメだと全体が危険)
エンジン掛かった!テストドライブに出るマイク。走行の問題は特にない。オークションへの参加を決めるマイク。
上限4000ポンド。→3400ポンドで落札出来た。
エドが最初に取り掛かったのはエンジンのオイル漏れ。
トライアンフのロッカーカバーはコルク製のガスケットであり、漏れ易い。外してみると経年変化で硬くなっている。
全て剥がし、ディグリーザーで清掃後シリコンを塗布しコルクを嵌めて約15分伏せておく(自重で落ち着かせる)
その後組付け。
エンジンを回して様子を見る。漏れなしOK。
オーバーヒートの対策を聞きに専門家の所へ行くマイク。
トニーさん。メンテナンスの問題。不凍液を入れっぱなしだと内部腐食してサビ等が詰まり冷却を阻害する。
トニーさんが開発したラジエターだと能力が高く大丈夫との事。
買いましょう、とマイク(ホース込みで)
ラジエター交換するエド。クーラントを抜きホースを外す。
そして新しいラジエターを組み込んだ。
ただしフロントバンパーは要交換(マイク手配)
あと少しと思った時、ディファレンシャルからオイル漏れ。
エキゾーストをトーチで温めて外し、ドライブシャフトを外して、トランスミッション・ジャッキを使ってディファレンシャルを降ろした。
開くとガスケットが破れていた。
貼り付いているものを剥がして清掃し、シリコン塗布の上にガスケットを乗せ、更にシリコン。
そして組込み。オイルは高粘度のハイポイド・ギヤオイル使用。
エキゾーストにはシーリングを塗って組付け。
幌は痛みがひどく交換が必要(マイクが中古品を入手)
ボディからルーフを外すには後部シートも外す必要がある。
組付けもポールの手を借りる。
最後に程度のいい中古バンパーを取付けて完成!
費用一覧 円換算(¥192/£)
CAR 3,400 652,800
GASKET ETC 25 4,800
RADIATOR 280 53,760
HOOD 500 96,000
BUMPER 324 62,208
TOTAL £4,529 ¥869,568
「天気がいいから「トップレス」で出掛けたい!」とマイク。
「その言葉、マズいぞ・・・」とエド。
エドの仕事を褒めるマイク。オーバーヒートしないから売り易い。5995ポンドで広告を出した。
1番乗りはマーフさん、ただし白は嫌いと言って去った。
次はグラハムさん。気に入ってくれたが「5000でどうです?」
お腹にパンチ食らったみたいだ、とよろけるマイク。
せめて5700・・・
「5500、現金で」と言われ
「おめでとう!」と握手するマイク。