私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

原題:Cube Zero
シリーズ  CUBE   CUBE2

監督・脚本 アーニー・バーバラッシュ

キャスト
ウィン             ザカリー・ベネット
ドッド             デヴィッド・ヒューバンド
オーウェン       トニー・マンチ
ジャックス         マイケル・ライリー

レインズ            ステファニー・ムーア
ハスケル            マーティン・ローチ
メイヤホールド  マイク・ナーギャング
バートク            リチャード・マクミラン
ジェリコ            テリ・ホークス

感想
TVで2作目までやっており、最終作も当然やると思っていたがやらず。それで試しにYoutube探したら Full Movie が見つかる。
ただ「ヒンズー語」の吹き替え(笑)*今は視聴できず
ネット上のあらすじサイトと組み合わせて内容を理解した。

部屋の設定は今までとほぼ同じで、CUBEの起点となる話。
施設運用を命じられて日々業務を行うウィンとドッド。
本来ここの被験者は、極刑を宣告された囚人が死を逃れるために契約して入ってきている。
被験者レインズのことが気になり、スケッチをして妄想するウィン。だがレインズには犯罪歴がなく、気にし始める。
レインズを助けるためキューブ内に入るウィン。
前2作の説明を行うための映画であり「なるほど」と思う反面、施設の目的についての説明は相変わらず「ない」
最終的に捕まったウィンは脳に処置を受け、廃人同様になる。
それが結局1作目の「カザン」につながり、3作がループする関係になるという事らしい。
1作目のインパクトが強かったのでそれに引っ張られた感じだが、もう少しヒネって欲しかった。


あらすじ
立方体の部屋(キューブ)の各面についたドア。

 

それを右に回して開け、男がそこをくぐって隣の部屋に入る。


各所から棒が出て来て液体が噴霧される。害はなさそうだが、しきりに指を舐める男。次第に皮膚が変化して来てズルリと剝ける。それは全身に及び、男の体は崩壊した。


 

部屋の監視を行う制御室。

モニター越しに部屋を眺める若い男ウィンと中年のドッド。

手慣れた様子で、先に死んだ男のデータを整理してCDに収めるウィン。しきりにチェスと取り組むドッドだが、その相手はウィン。全ての棋譜が頭の中に入っており、一瞬で勝ちが読める。
空き時間でドッドのイラストを描いているウィン。同僚のオーウェンがいない事をドッドに訊くが、あいまいな答え。
エレベーターまで行き、そこに置かれたテーブルから一錠づつカプセルを取り飲み込む二人(それが食事)


 

その時上位者から、被験者の状況を確認せよとの指令が。
対象は部屋に一人で倒れているレインズ。

その記憶をアームを使って抽出。

娘アンナと森を歩いていた彼女が覆面の男に襲われる。

アンナは攫われレインズも麻酔弾を打たれる。

覆面を取った男の額にⅠの入れ墨があった。

 

目覚めて隣の部屋に移ったレインズ。

いきなり黒人の男に足を引っ張られて倒れるレインズ。

それがハスケル(胸に名前の表示)
他には肥満気味男性のメイヤホールド。

若い女性のジェリコ、初老男性のバートク。レインズが隣に行こうとすると「トラップがある」と言うバートク。


彼がまず靴を放り込んで、異常がなければ入る。
何度目かで、大丈夫と思った部屋にワイヤーのトラップがあり、取り込まれるバートク。体がバラバラに分割された。
メイヤホールドが、ドアの入り口に彫られたアルファベットに気付く。それぞれのドアに3つづつがコンマで区切られている。


服を脱ぎ、そこに記号を書き写して行くレインズ。アルファベットを数字に置き換えて座標として扱えないか考えた。



一方、管理室のウィンはレインズに興味を持ち、スケッチを描いて妄想する。

だがレインズがここに居る事に違和感を持ち、彼女のファイルを探し出したウィン。

本来この施設に入るには同意書が必要だが、彼女にはそれがない。ドッドにその事を言うが「俺たちが考える事じゃない」と取り合わない。
その時突然電話が鳴った。出口に辿り着いた者がいるので処理する様に、との上層部からの指令。
本来は上級技師のオーウェンの仕事だが不在。捕らえられてモニターに映し出されていたのは、なんと当のオーウェンだった。


ドッドは手順に従い「神を信じるか?YESかNOで応えろ」

と問う。「NOだ!」とオーウェン。

モニターの下にYESとNOのボタン。ドッドに押される形でNOのボタンを押すウィン。焼却されたオーウェン。


施設への不信感を持ったウィンは、食事用に来たエレベーターに乗り、階下へ向かった。残されたドッドはウィンの描いた自身のイラストを見て、自分の疑問にも気付いてしまう。
そこへ到着したのは施設の上位管理者ジャックスと部下2名。


指示を受けた部下は、裏コードでシステムを立ち上げウィンの探索を始める。



ジェリコが部屋に入ったとたん、そこが移動を始める。

床から出た注射針で気を失うジェリコ。
一方レインズ、ハスケル、メイヤホールドは別の部屋で餓死者を見つける。そこから靴を取ろうとするハスケル。
次の部屋でジェリコを見つけたメイヤホールドだが、体が溶けかかった彼女に抱き付かれ突き飛ばす。彼にも感染。
ハスケルはそんなメイヤホールドを下のドアから突き落とす。

その部屋で超音波を受け、爆発したメイヤホールド。


そこに到着したウィン。ここが実験施設であり、被験者は極刑を逃れるための死刑囚だと教える。そしてここは一辺が25部屋の立方体の建物で、その周囲を2部屋が移動していると言った。
また外部と直結した抜け道があるが、彼も場所は知らない。
ウィンの合流を知ったジャックス。

ヒントとなる部屋の記号を消し、彼らの部屋の周囲にトラップ部屋を集めた。
そして残ったウィン、レインズ、ハスケルを焼き殺すための電流を流す指示をするが、ドッドが密かに電源を抜いていた。
それを知りドッドを始末したジャックス。

電源が落ちて再起動するまでの10分間は、トラップが作動しない事を知っているウィンは、この隙に出口へ向かった。
電源回復後、元軍人のハスケルに組み込まれたチップに指令し、彼を殺人者に仕立てたジャックス。
その追跡を逃れ床下の水路から脱出したウィンとレインズ。
なおも迫る追っ手。自分が囮になりレインズを逃がしたウィン。
捕らえられたウィンは、ジャックスの話からレインズが逃げ延びた事を知る。
その後のレインズと娘アンナの楽しそうな場面(実像か願望か)

記憶をリセットする手術を施されたウィン。

 

ウィンは今、緑の部屋にいる。

右手の指は曲がり、ブツブツと独り言。

 

「ブルーの部屋に戻りたい」